
カーフ・シープスキンの靴のお手入れ方法
トリーバーチも定番のrevaやパンプスなどはカーフレザーやシープスキンの革靴です。
天然皮革の美しい表面を生かしたもので、発色性の良さと、すぐれた耐久性が魅力です。そして、比較的やわらかく足なじみの良さも抜群。
お手入れも難しくはありませんので、トリーバーチを長持ちさせるため、定期的なお手入れをオススメします。
【天然皮革の靴の手入れ法】
柔らかい布を使い汚れや ほこりを落としましょう。汚れがひどい場合は、専用のクリーナーを使って落とします。
汚れを落としたあとは、革と同じ色か、クリアな色合いのクリームでお手入れします。
クリームを塗る時は、直接靴にはぬらず、必ず布に少量とってから薄く伸ばすようにします。
靴に直接ぬると、色むらが出来たり、シミ、色落ちする場合があるからです。
カーフやキッド、シープスキン素材の表面を使った靴は、雨などで、濡らしたままにしておくと、水染みができてしまい、時間がたつと、消すのが難しくなります。
水に濡れたら拭き取る手間を惜しまないようにするといつまでも美しい状態で履く事ができます♪
スエード素材の靴の手入れ方法
スエードとは、革の裏面を細かなサンドペーパーでバフし、ビロード調にしたもので、主に仔牛革や山羊革から作られる素材です。毛が寝ると、白っぽく見える性質があります。
スエードは、強い素材。お手入れ・汚れ落としも 基本はブラッシングなので、慣れるととても扱いやすい素材です。
【お手入れ方法】
専用のブラシ(最近ではドイツ製の発砲ゴムタイプのブラシも人気です)を使ってのブラッシングで、汚れやちりを落とします。
オススメは
『WOLY スプラッシュブラシ』
基本的には、ブラッシン グだけで、汚れも落ち きれいになります。
汚れを落とした後は、防水スプレーをかけて、再度ブラッシングしておくと汚れも付きにくくなります。
特に ひどい汚れや、部分的に気になる汚れは、消しゴムタイプのクリーナーを使用すると、きれいに落とせます。(この時に色落ち、退色が気になるようでしたら、スエード専用インクをなじませると良いです。インクが十分に乾いたら、ブラッシングで起毛させれば、OKです)
ムートンブーツのお手入れ方法も、この方法で ばっちりです。
スエードは、多少の雨にも強く、丈夫です。
エナメル靴を美しく保つケア
エナメル革とは、革の表面に光沢のある合成樹脂の膜を作った(パテント加工と良く言われます)革のことです。
【エナメル靴のお手入れ方法】
お手入れは、靴・バッグ用のエナメル専用のクリーム(もしくはスプレー)を使います。
普通の靴クリームではダメです。クリームを、まんべんなく行き渡らせた後、丹念にからぶきをします。
私のおすすめは、
こちらの『WOLY ラック パテント』
奮発して買った高級エナメル(パテント)素材のバッグや靴の光沢を保ち、ひび割れを防止(あるいは目立たなく)するために最適なケア用品が、ラックパテントです。
トリーバーチ・エナメルリーバにぴったりです。
ちょっとした汚れは、スプレーして柔らかい布でふくだけでとれてしまうようですよ。
靴の保管の鉄則
革靴の保管は、トリーバーチに限らず、すべて、基本は同じです。基本を守っているのと、いないのとでは明らかに靴の寿命がかわってきます。
ここでは大きく5つを取り上げました。
1.1日履いたら、その靴は2-3日は履かない
2.履き終わった靴は、乾燥させること→シダードライをいれると、消臭効果も[リンク]
3.シューキーパーや新聞紙で形を整えて保管
[木製のシューキーパーや新聞紙は、乾燥もするので、一石二鳥]
4.日光の当たらないところで保管すること
5.他の靴とは接触させずに、スペースを空けて保管すること
また、雨などで、革靴がぬれてしまったら、シミにならないよう、タオルなどで、軽くたたいてから、新聞紙などを中に入れておきましょう。
濡れた新聞紙はとりだし、新しい新聞紙に交換してください。
靴が上質なだけで、洋服がカジュアルでも上品に見えます。
一流ホテルでは、足元でその人を判断するところもあるとのこと。だからこそ、いい靴をもち、そして、ケアしてあげてください。
大事な靴は、ケアしがいがあります。
バッグのお手入れ方法
バッグは靴と違い、洋服に接するものですので、同じ革ではありますが、靴と同じお手入れはオススメしません。
基本的に、補色はオススメしません。洋服などに色がうつったり、保管しているときに他のバッグと接触した場合、他のバッグにも色が移ったりします。
バッグのお手入れは、まずは汚れ落としとツヤだし、そして保革ということを覚えておいてください。
トリーバーチのバッグはほとんどがレザー製なので、レザーバッグということで、話を進めていきます。
オススメなのは、
『M.MOWBRAY デリケートクリーム』
安心のヨーロッパ製で、ひとつで全てができてしまいます。
ソフトレザーなどの高級バッグには、
『M.MOWBRAY アニリンカーフクリーム』がオススメ
ツヤも自然に仕上がります。
スエードには、
『サンドゴム』で小さい汚れは消すだけで十分。
カビが発生したり、汚れはひどい場合には、
『スエードクリーナー』を使用するか、
『スエードシャンプー』で丸洗いしてしまいましょう。
お気に入りの靴を自分の足に合わせる
靴の革を柔らかくするスプレー
ちょっと革靴があたって痛いという時に、靴の革を柔らかくするスプレー(液体)があるんです!
お値段も手ごろ。靴屋さんも使っているものです。
使い方は簡単。靴の裏側の当たる部分にスプレーするだけ。ふき取りは不要。
靴の革を伸ばす専用器具、シューストレッチャーと併用すると、効果がもっとアップするそうですが、シューストレッチャーは結構良いお値段なので、ちょっと当たるだけという場合は、スプレーして柔らかくして履きながら伸ばせば解決する場合も。
デリケートレザー・色革・一般皮革・スエード製に適応する、これ「WOLY レザーストレッチ」世界100カ国で愛されているヨーロッパのトップブランドのもの。
ただし、エナメルや爬虫類革はダメなんだそう。
一応目立たない所に小さくスプレーしてみてから本格使用してみてください。
それでも、靴が足に当たって痛い場合には…
人の足は個人差もあるし左右だって違う。シューケア、フットケアの専門家によれば、靴が合わないで足の甲が痛くなる、かかとが痛くなる・・・というのは当たり前の現象らしいです。
やはり、足に合う靴を買うというよりは、お気に入りの靴を足が合うように変えていくほうが近道かも。革靴の場合は専用器具(ダブルシューストレッチャー)を使って伸ばす事が出来るそうです。
最初痛かった靴が履いてるうちに伸びて痛くなくなったなんて事もありますよね、これを人為的にやる方法です。
どのくらい伸びるのかというと「本当に若干」。ただ、この若干でかなり履いた感じが変わってくるそうですよ。伸ばせるのは横幅全体、甲のあたり、指先の部分です。
指先の部分的な伸ばしで、外反母趾の足の場合はかなり楽になるそうですよ♪
そして、伸ばせるのは靴のアッパーが革の場合のみで、革以外は伸びは期待出来ないそうです。
履いているうちに自然な伸びをしてくれるのが理想なのでしょうが、ど~しても痛い・・・という場合はお試しください。